これなに

日数差を取得する際に DateTime::diff() が返却する DateIntervalの d プロパティと days プロパティを利用する方法があります。

結論、daysを利用するのが良いので、dがまずい理由を書いていきたいと思います。

「DateTime 差分 php」でググると上位でヒットするこちらの記事では d を用いる方法が紹介されているので注意が必要です。

dで問題ないパターン

現在時刻1月15日で30日後との差分を計算

<?php
    $currentDate = new DateTime('2021-01-15');
    $compareDate = new DateTime('2021-02-14'); // 1月15日の30日後
    
    echo $currentDate->diff($compareDate)->d;

出力結果

30

30となるので正常動作

dで問題あるパターン

現在時刻2月15日で30日後との差分を計算

<?php
    $currentDate = new DateTime('2021-02-15');
    $compareDate = new DateTime('2021-03-17'); // 2月15日の30日後
    
    echo $currentDate->diff($compareDate)->d;

出力結果

2

30となってほしいところ、2となってしまう

なぜ

dプロパティを使うと比較月の1日からカウントを始めるため、2月1日から30日をカウントすると月が繰り上がってしまう

<?php
    $currentDate = new DateTime('2021-02-15');
    $compareDate = new DateTime('2021-03-17'); // 2月15日の30日後
    
    echo $currentDate->diff($compareDate)->m . 'ヶ月と' . $currentDate->diff($compareDate)->d . '日';

出力結果

1ヶ月と2日

ちなみに

27日前からは桁上がりが起こらない

<?php
    $currentDate = new DateTime('2021-02-15');
    $compareDate = new DateTime('2021-03-14'); // 2月15日の27日後
    
    echo $currentDate->diff($compareDate)->m . 'ヶ月と' . $currentDate->diff($compareDate)->d . '日';

出力結果

0ヶ月と27日

対処法

基本 d ではなく days を利用する

<?php
    $currentDate = new DateTime('2021-02-15');
    $compareDate = new DateTime('2021-03-17'); // 2月15日の30日後
    echo $currentDate->diff($compareDate)->days;

出力結果

30

あとがき

daysの方が比較もとの月の影響を受けず、dの上位互換と言えると思います。

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